ニューノーマルで見つけた「いいかも!」な過ごし方。今後も続けたいライフスタイルや価値観とは

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

共創コミュニティサイト「Blabo!」 に投稿されたユーザーボイスから、インサイトや商品開発のヒントを探っていくコラム、『生活者の本音を発見』。
今回は、ニューノーマル生活の中で「意外といいかも」とか「続けていきたい」と思えるようになったライフスタイルや価値観に迫ってみたいと思います。

「ニューノーマル」も、はや半年が過ぎ・・・

誰にとっても未知の体験であった「ニューノーマル」。日常・仕事などあらゆるシーンにおいて変化を(半ば強制的に)受け入れることになったのは全ての人が実感されるところでしょう。また、それに伴ってさまざまな価値観にも変化がもたらされたものと思います。

価値観の変化の中には、我慢を強いられるようなネガティブなものも多かったと思われますが、その一方で「やってみたら意外とよかった」「コロナ禍の状況が収まっても続けていきたい」と思えるポジティブなものもいくつも生まれてきた、という声も耳にするようになったと感じます。

そこでBlabo!では、「ニューノーマル」が求められるようになって半年が過ぎ、多くの方が自分なりの向き合い方をするようになったと思われるタイミングで、ユーザー(※1)の皆さんに次のようなお題を問いかけ、ユーザーボイスを募集しました。

このお題に対しては本当にさまざまなユーザーボイスが寄せられました。この中には「手洗い習慣」「家族と過ごす時間」「マスクによる予防意識の向上」といった多くの人にとって納得感があるものに加えて、Blabo!編集部も「なるほど」と思わず納得してしまう本音やインサイトもいくつも見られました。

ここからいくつかご紹介していきたいと思います。
 

大きく変わった「働き方」! 場所は自由に、時間は有意義に

「働き方」については、Blabo!でも何度か関連するお題を公開しており、そのたびに多数のユーザーボイスが寄せられるのですが、今回もやはり多くの声が集まりました。

ただ、在宅勤務・テレワークについては、業種や地域などによって導入の度合いはさまざまですよね。在宅勤務・テレワークにすっかり慣れた人は「もう出社できない体になった」と言い、逆に以前と同様に出勤している人は「あまり変わってない」と言う二極化のような状況が生まれつつあるようにも感じます。ここでご紹介するのは「慣れた」方の人のユーザーボイスとなります。

▽ユーザーボイス

<どこでも働ける時代へ>一番変わったのは、人生の大半を占めている働く時間です。今までは9時までに出社し、17時に退社の繰り返しでした。それが今や朝の時間をフル活用し、ギリギリまで運動やストレッチ、読書などをしてから在宅勤務が可能に。皆さん、自分に使える時間が増えたのではないでしょうか。在宅が進み、田舎に住んだり、病院に入院していても仕事ができる、など多様な働き方が実現可能になりました

<必要なければ在宅勤務>出社の必要がなければ在宅勤務というのは定着して欲しいです。平日に洗濯を出来るのが良いです。洗濯は大部分を機械がやってくれますから、仕事しながらでも出来てしまう。干していても雨が降ればすぐ取り込めます

<会議を効率的&リモートで>わざわざ時間を合わせて同じ場所に集まり、終わりも見えない会議が続いていたのが、時間も効率的に短くなり、集まりにくい場合はなるべくリモートで行うスタイルが定着したのはすごく嬉しいですね。移動にかかる時間やコストがなくなったのも大きいです

<オンラインミーティングで遅刻しなくなった>問答無用でオンラインミーティングになるのは本当にありがたいです。移動は費用も多少かかるし手間でしかなかったので。また、移動時間も逆算しなくてよくなり、道に迷ったり入り口探してグルグルもしないので、遅刻が激減しました(遅刻魔)

この他にも、通勤時間が減ったことに言及した声もありました。出勤や訪問などの移動はこれまで当たり前のことと思っていましたが、いまにして思えば場所の制約を生み、時間も消費していたわけですね。

これが大きく変わって場所は自由になり、時間も有意義に使えるようになった。その変化が気持ちの面にポジティブな影響をもたらした人が多いことがユーザーボイスからはうかがえます。
 

ソーシャルディスタンシングをきっかけに、自分を大切にできる距離感を手に入れた

「ソーシャルディスタンシング」も、今回のコロナ禍をきっかけに一挙に広まった行動様式でした。実際の行動としては「物理的な距離をとる」というものですが、それをきっかけに自分にとって大切な距離感に気づいたり、手に入れたと感じている方が結構いらっしゃるようですね。

▽ユーザーボイス

<人との距離感>すべての悩みは対人関係にある。ってアドラーがいってましたが、その通りだなーと思います。前よりも悩む頻度が減りました。適度に距離を保ち、毎日毎日人に会わなくて済むことで自分を大切にできる時間が増えたと思います

<ほどよい間隔が快い>以前は レジ、ATM 、病院の会計時などで並ぶ時に、前後の圧迫感が憂鬱でした。今は程よい間隔が保たれていて快適です。飲食店や電車の座席も隣を開けてゆったり座れるのも嬉しいですね。(混雑時は無理ですが)適度な距離間や空間は保ち続けたいです

<密を避ける生活習慣>これまで私たちは、ショッピングや飲食店、イベントや劇場、交通機関などに、経済効率を理由に同じ時間に同じ空間で同じ行動をとるように促され、密に詰め込まれてきた。今回の事で、集中する時間や場所を避け、現状のネット環境をフル活用し、ゆったりとして過ごすことの快適さを知りました

 

自転車は、”密”の回避・健康増進・経済的と理想的なツールだった

「自転車」も、コロナ禍で注目を集めたものの1つではないかと思います。街では料理をデリバリーする自転車をたくさん見掛けるようになりましたし、ジョギングと並んで運動に取り入れる方も増えたと聞きます。また、”密”を避ける通勤手段として推奨されたりもしました。中でも、通勤に関しては、従来は転倒などの危険から禁止していた会社が多かったと思いますが、重視するものが変われば評価がガラッと変わる分かりやすい例と言えそうですね。

▽ユーザーボイス

<自転車通勤>通勤日に一度、自転車で行ってみたんです。電車より速く着いたので、びっくり。電車なら遠回りだけど、自転車は最短距離で移動したからです。自転車ならソーシャルディスタンス気にせず通えます。デメリットは雨の日にどうしようか考えることぐらいですね

<サイクリング!>夏の暑い間はやめてましたが、遊ぶ場所がないので、子どもと自転車道をサイクリングして、途中の河原でピクニックしてました!自然を感じることは気持ちいいし、自分の力で前進する自転車の利点を再認識した気がします!

<自転車と宅配>(自動車の不調がきっかけですが)自転車にリュックで買物をする様にしました.重たいモノ・かさばるモノは宅配! 密を避け、季節感を感じ、無駄な買物は無くなりました

「自分の力で進む」や「自然や季節を感じられる」というのは、自転車に乗ってみて改めて気づいたメリットですよね。コロナ禍をきっかけに、あまり目を向けていなかった身近なものの良さに改めて気づいた一つの例と言えそうです。
 

まさに灯台下暗し 近場・地元は魅力の宝庫だった

こちらも「自転車」同様、コロナ禍をきっかけに改めて良さに気づいた、というものになります。
最近でこそ、政府などによるキャンペーンの影響もあり多くの方が旅行を楽しめる状況になってきましたが、少し前までは「同一都道府県内で過ごす」など、なるべく遠出しないことが求められていました。その期間にあまり目を向けていなかった近場・地元を巡ってみて、その良さを再認識する‥これは実際に体感された方もかなり多かったのではないでしょうか。

▽ユーザーボイス

<近場を散策し魅力を知る>外出自粛の期間中は遠出しづらい状況であった為、近場を散策する機会が多くありましたが、意外に近場でも美味しいお店や楽しめる場所があると気づきました。移動費を少なくして、その分美味しい物や物品の購入費に当てるのも一つの楽しみ方かなと思いました

<近場に楽しみを見つける>テイクアウトをはじめたお店を探したり、行ったことのない公園まで子どもを連れて行ってみたり。今まで知らなかった、地域の魅力が見つかりました

<人が少ないジモティスポットの発見>人が少ない、穴場のスポットを探すのが楽しくなりました。こんないい景色のお寺があるんだ!とか、こんな歴史とロマンがある石なんだ!とか、です。知らない地元を知ることが出来、同じ街並みもコロナ前と違う景色に見えます

人の関心は移ろいやすいもので、以前のように遠くに旅行しやすくなると、また近場・地元の魅力に目が行きにくくなってしまうこともあるかもしれません。それでも、せっかく気づきを得られたこの機会、近場・地元の魅力はこれまで以上に大事にしていけたら‥と感じますね。
 

感染症の拡大防止のための行動がマナーアップにつながった

もうひとつ、「価値観」に重点をおいたユーザーボイスをご紹介します。マスクをしてソーシャルディスタンスを取ることは既に常識と化していますが、そのことが、社会的なマナーの向上や、思いやり・配慮の高まりにつながったと感じているものと言えます。

先ほど、「ソーシャルディスタンシングをきっかけに自分を大切にできる距離感を手に入れた」というインサイトをご紹介しましたが、こちらは「社会の一員として他者と接する際の適切な距離感が浸透した」ものと言っても良いかもしれませんね。

▽ユーザーボイス

<公共マナーの向上>公共交通機関の中でベラベラ喋って、個人情報を垂れ流している人が減りました。人に病気をうつさない、人から病気を貰わない、という事から転じて、公共の場で私語を慎む社会になってきたのは、うれしいです

<ソーシャルディスタンスの定着>これを機に「社会的に距離をとる」習慣が定着するなら、それは望ましいことだと思います。相手のことを慮らない人間が多い世の中になってしまったのは、社会の人間密度が高すぎることも一因かもしれません。床のラインテープがなくなる時が来ても、距離を取るのがマナーだという世の中になっていてほしいものです

<配慮と自由>周りの人たちに自分たちの大声や飛沫について、これまでここまで配慮しあうことはなかったと思う。一方、移動や形式のためだけの仕事を見直すことができた分、読書や自己啓発に使える機会が増えたと思う。コロナという大きな禍のなかで、惰性で過ごしてきた自分の人生を見直したり、何気ない時間の大切を認識できたことは良いことだと思う


「今後も続けたいライフスタイルや価値観」の傾向とは‥

たくさんのユーザーボイスを5つほどのグループに分けてご紹介しました。
そこにはさまざまな方向性のものが含まれていましたが、大きくまとめてみると、下の図で示すように「新しい生活様式での体験から新しい心地よさを見出す」、「ルールの浸透やマナーの向上といった社会的な変化」、「さまざまな制約の中で身近なもの・ことの良さに改めて気づく」という3つのキーワードで整理することができそうです。

誰にとっても未知の体験だった「新しい生活様式」ですが、その中から継続していきたいライフスタイルや価値観が芽生えてくるというのも、また未知の体験だったといえるでしょう。
新型コロナ発生当初にあったような、情報が錯そうしたり、目まぐるしく状況が変わっていたような頃に比べれば、最近はかなり落ち着いてきた感はあります。それでも、これから「初めてのニューノーマルの冬」を迎えるように、未知の体験はまだしばらく続くはずです。

マーケッターにとっては、ライフスタイルや価値観の変化、そしてそれに伴う消費意識・行動の変化が、まだまだ読みにくいという状況が続くわけですが、今回ユーザーボイスからわかったように、これまでは気づかれなかった価値や忘れられていた価値が浮上する可能性も見落とさないよう、生活者が求める本質的な価値やその兆しを先取りし続けていきたいですね。

「Blabo!」では常に様々なテーマのお題を公開しており、ユーザーボイスの募集だけでなく、ユーザーとの対話を通じたアイデア創発支援などのプロジェクトを行っています。

ご興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!

※本コラムで紹介したユーザーボイスは、できるだけそのままご紹介していますが、一部で抜粋や文言修正などを行っています。また、これらの著作権はすべて株式会社Blaboに帰属します。
※今回のお題に対するユーザーボイスはこちらからご確認頂けます。
※1)ユーザー:Blabo!に登録している生活者の皆様


引用元:note ぺんきち@Blabo!「ニューノーマルで見つけた「いいかも!」な過ごし方。今後も続けたいライフスタイルや価値観とは」

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