【生活・教育の価値観調査】人とのつながりを大切にしたい反面、周りの目を気にしている若年層

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)によって行動を制限がされるようになってから、1年が経過しました。
外出の自粛やイベントの中止など残念な変化もありましたが、リモートワークの普及や家族といる時間が増えるなどの変化もあったかと思います。
今回は、20~59歳の1,004人のT会員のみなさまにアンケートを実施し、コロナの影響を受け続けたこの1年での生活や購買行動・意識の価値観の変化と、子どもの教育に関する価値観についての調査を行いました。

早速、結果をみていきましょう。


【生活・教育の価値観調査ダイジェスト】

▼withコロナで意識していること
 20代女性:「家族以外の親しい人との交流を大切にしている」(67.7%)
 20代全体:「社会の目や世間体を気にして発言や行動をしている」(男性:47.7%、女性:51.5%)

▼今後増やしたい行動は?
 「新型コロナウイルスで困っている事業者の商品などを買いたい」(61.8%)
 「自分の中で大切にするものを考える」(64.1%) 

▼子どもにどう育ってほしいか
 「思いやりのある子」(84.8%)
 「リーダーシップのある子」(47.2%)



withコロナで意識していること

初めに、withコロナの現在における生活者の意識・行動からみていきましょう。
 

健康、家族の時間、20代では気になる社会の目も

図1-1によると、あてはまる(「あてはまる」「ややあてはまる」合計、以下同)とする割合が高い項目は、「自分自身や家族の健康状態を意識している」(68.5%)、「家族と過ごす時間を大切にしている」(61.3%)などが挙げられました。健康・家族志向が強く、その大切さを実感しているようです。(図1-1参照)
 

(図1-1)「意識・行動する」にあてはまる項目および今後増やしたい項目


性別・年代別では女性20代において「家族以外の親しい人との交流を大切にしている」(67.7%)、「日頃から社会や環境のことを考えた消費行動を心がけている」(44.4%)は他の年代よりも回答が多く、人や社会とのつながりを大切にしている様子が見られます。

また男女20代ともに半数近くが「社会の目や世間体を気にして発言や行動をするようにしている」にあてはまると回答しており、他の年代よりも社会の目を気にする傾向があります。(図1-2参照)
 

(図1-2)「あてはまる」+「ややあてはまる」と回答した意識や行動(N=1,004)※抜粋

コロナが続くなら応援消費や、自分自身の価値観を見直したい

続いてコロナ禍が続くと仮定した場合に、今後増やしたい意識や行動(「増やしたい」「やや増やしたい」合計、以下同)について聞いたところ、「自分の中で大切にするものを考える」(64.1%)、「コロナで困っている事業者の商品などを買いたい ※1」(61.8%)は半数以上の人が増やしたいと回答しています。

この項目は「(現在)あてはまる」と回答したのは約3割で現時点での意識としては高くないのですが、コロナ禍が続くと今後高まっていく可能性がある価値観だと言えそうです。(図1-1参照、グラフの点線枠)

 

Withコロナの中で、今後増やしたい行動は?

続いて、コロナによって変わってきた時間の使い方や、今後の時間の使い方に関する意識を聞いてみました。
 

女性20代はコロナ適応した時間にシフト

自宅の過ごし方でコロナ拡大前(2020年1月以前)よりも増えた時間について「性年代別」と、「増えた時間」の2種類のデータでコレスポンデンス分析によるマッピングを行いました。

コレスポンデンス分析とは、集計結果を散布図として視覚化する方法です。縦軸と横軸で区切った図に対し、ユーザーの年齢や性別ごと、セグメントごとに分析結果を表示し、項目間の関連性がわかるように分析結果を表示する手法です。

女性20代はオンラインで交流を楽しみ、そして将来のための自分磨きの時間が増えていて、コロナの現状に対応する意欲が高い様子がうかがえます。

また男性20~30代はひとりで楽しめる趣味、女性30~40代はおうち時間の充実、男性40代・男女50代はのんびり過ごせる過ごし方が増えています。(図2-1参照)

 

(図2-1)コロナ拡大前(2020年1月以前)よりも増えた時間 ※コレスポンデンス分析

今後は、自宅での運動や自己研鑽の時間を増やしていきたい

次にコロナ禍が続く場合に増やしたい時間(増やしたい+やや増やしたい合計、以下同)についても聞いたところ、1位が「自宅でできる運動をする時間」2位は「勉強や自己研鑽をする時間」となりました。(図2-2参照)

コロナの影響により自粛生活を余儀なくされて自宅で過ごす時間が増え、生活者の意識や価値観、行動が変わってきています。
自分を変える行動や時間の使い方の変化はコロナの状況が続くとさらに進んでいくと考えられます。
 

(図2-2)コロナ前よりも増えた時間と今後増やしたい時間(N=1,004)※抜粋

 

子どもにどう育ってほしい?withコロナにおける子育てコロナで変わった育児への考え方

ここからは、教育についての現状の価値観についての調査結果となります。
 

子育てで大切にする観点とは

はじめに、子どもへの教育に関して、どのような価値観が背景にあるのかをみていきましょう。
回答者全員に「どのように子供に育ってほしいか(子供がいない場合はいる想定での回答)」について回答してもらいました。

「思いやりのある」や「健康第一」、「礼儀正しい」といった項目で全体の回答した割合が80%以上と高く、心身の健康と優しさは子育てでは大切な観点とされています。また、「自立」・「目標に向かって努力する」など内面的な強さも子どもの教育には欠かせない価値観のようです。

逆に回答した割合が50%未満だったものは、「リーダーシップ」や「世界で活躍」、「自信家」といった項目です。
周りから突出するような価値観はあまり意識されていないようで、『ナンバーワンより、オンリーワン』という価値観が支持されているのではないでしょうか。(図3-1参照)
 

(図3-1)子どもに求める将来像(そう思う+ややそう思う)(N=1,004)※抜粋
 

年収によって子育てへの意識の差も

今回のアンケート調査では回答者の世帯年収についても回答してもらい、子どもを取り巻く環境によっても子育てや教育に対する価値観に違いがあるのかみてみました。

年収回答のあった765人(子供の有無は問わない)を、回答した世帯年収毎に分割したところ、世帯年収の高い家庭の方が多くの項目で割合が高くなっており、教育への意識が高い傾向がありました。比較的、経済的に余裕があるため、教育に投資しやすいのではないでしょうか。(図3-2参照)
 

(図3-2)子どもに求める将来像(そう思う+ややそう思う)(世帯年収回答者N=765)※抜粋

世帯年収500万円を境に習い事へ通わせる割合増える傾向が見られため、実際に子どものいる回答者がどのような習い事に通わせているのかみてみました。(平均習い事数:500万円以上2.2個/500万円未満1.6個)

英会話や塾など、勉強や知識に関するものが選ばれる傾向があります。また、スイミングやサッカー等の身体を強くするような習い事も選ばれています。

昨年から始まった義務教育のプログラミングはまだ普及していないようですが、英会話のように今後は普及していくのではないでしょうか。(図3-3参照)
 

(図3-3)習い事の種類 ※通っている習い事の数が一番多いお子様について(N=83)
 

ニューノーマルに対応しようする前向きさや意欲的な姿が印象的

今回は生活や教育に関する「価値観」に焦点を当ててアンケートを実施しました。

生活者は自分の価値観や生き方を見つめ、自己成長や趣味の充実などコロナ状況に対応しようする前向きさや意欲的な姿がうかがえました。まだまだコロナが収束しない中で今後もニューノーマルな価値観が生まれてくるのではないでしょうか。

また、何かに抜きんでた子に育てるというよりも、「健康第一」・「思いやりがある」といった人となりの成長を重視しており、子育ては「ナンバーワンよりオンリーワン」という考え方が支持されているということがアンケート結果から感じられました。
 

意識調査はCCCマーケティングにお任せください

CCCマーケティングでは、インターネットリサーチ(Tアンケート)はもちろん、7,000万人を超えるT会員の購買履歴や行動傾向、志向性のデータを活用し、定量的な分析を行うことも可能です。
市場・意識調査、購買分析などでお困りでしたら、ぜひ一度CCCマーケティングまでご相談ください。

 

■調査概要
調査方法        インターネット (Tアンケート)
調査期間        2021年3月11日(木)~3月18日(木)
調査地域        全国
調査対象        20~59歳の男女(T会員)
サンプル数        1,004名

 

※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。

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