クチコミからわかる「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」購入者ってどんなひと?

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

2021年4月に販売を開始し、人気に火が付き過去には販売中止になったこともあるアサヒビールの「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」。

今回は、「どのようなクチコミがあるのか知りたい」「そもそもどんな人が購入しているのか知りたい」という方のために、クチコミからわかる商品の特徴や、トラッキング情報からみた商品のトライアル率、購入者の特徴などについてご紹介します。
 

【目次】
▼カッテミルでみる生ジョッキ缶消費者の商品クチコミ
▼新商品トラッキングデータから見る生ジョッキ缶の商品力と購入者像
▼CCCマーケティングで行えるソーシャルリスニング
▼コロナ禍の影響もあって売り上げを伸ばしている商品



カッテミルでみる生ジョッキ缶消費者の商品クチコミ

まずは、Tカードを提示した買い物履歴からクチコミ投稿ができるサービス「カッテミル」のデータから、「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」を購入した方のクチコミをご紹介します。
 

クチコミデータの概要

今回使用するデータの抽出定義は以下です。

期間:2020年5月1日~2021年6月30日(生ジョッキ缶は発売後のクチコミ)
抽出元:「カッテミル」に投稿されたクチコミ
分析対象:「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」(以下生ジョッキ缶)へのクチコミ
比較対象:「アサヒスーパードライ」(以下スーパードライ)へのクチコミ
 

生ジョッキ缶のクチコミに現れた消費者の渇望感

生ジョッキ缶のクチコミとスーパードライのクチコミを比較したところ、それぞれ以下のようなクチコミが見られました。

続いて、生ジョッキ缶にのみ現れる単語の特徴が以下の通りです。

「買えない」や「量が少ない」「再販」など、消費者の渇望感が溢れる単語が多く登場していることがわかりました。これらがわかる特徴的なクチコミや、商品の特徴がわかるクチコミについてご紹介します。
 

<買えないに関するクチコミ>
 

・話題になって品薄だと聞いていたので買えないと思っていたら、地元のウエルシアで発見
・品切れでなかなか買えないけど、また買いたいです
・売り切れ続出で、二回目が買えない
・わたしの勤め先でも話題になっていて、買えない買えないと探し求めている人が続出しているようですね
・なかなか買えないかもしれないけど、また見かけたら購入しようと思っています

購入したいけれど売り切れでなかなか購入できないというクチコミが多々ありました。実際に一度購入して飲んだことがあり、その結果また購入したいと考えている消費者も多いです。
 

<斬新に関するクチコミ>
 

・斬新な蓋の開け方ですが開けやすい
・斬新でした
・飲みやすく、開け方が斬新。味も当然美味しいです
・だいぶ斬新な商品が出ました
・これまでにない斬新なデザインで口に入ってくる量が格別に違い、正しくジョッキ喉感覚であり喉心地が全く違った

生ジョッキ缶は、蓋がフルオープンして自然発泡するこれまでにない商品として、SNSやテレビなどでも注目され話題を集めました。飲み口が広くなる分ごくごく飲める、これまでの缶ビールとは違うといった斬新さに注目している方が多いようです。

生ジョッキ缶の、缶ビールなのに生ビールのような泡が出ている様子は画像・動画だけでわかりやすく、話題を集めた理由の一つと言えそうです。
 

<再現に関するクチコミ>
 

・年末子供達にサンタさんだぞとこれ1本で再現出来る秘密道具サ(泡でひげができる)
・缶ビールでここまで生ビールを再現できるなんて驚きと感動する限りです
・お店で飲む生ジョッキの味わいが再現されていて美味しいです

もともと生ジョッキ缶は「お店で飲む生ジョッキを家でも飲みたい」という声から開発された商品です。
自然発泡するきめ細やかな泡はまさに生ビールのようで、蓋が全開することから香りも一緒に楽しむことができます。
 

<量が少ないに関するクチコミ>
 

・泡の細かさは、缶ビールでは味わえないので、驚きました。本来のスーパードライより量が少ないのはガッカリ
・通常のスーパードライよりも容量が少ないと言われますが、やはり泡の質が違うので個人的にはこちらの商品の方が飲みやすく好きです
 

スーパードライよりも量が少ないとのクチコミがありますが、生ジョッキ缶の内容量は340mlです。
通常のスーパードライは350mlなので、この10ml差を少ないととらえるか、その分クリーミーできめ細やかな泡が楽しめるのなら良いと考えるかは人それぞれのようです。
 

<居酒屋に関するクチコミ>
 

・今は外出できないので、居酒屋で飲んでるみたいで、飲んでいて一人で楽しくなってました
・居酒屋に来ている感じを体験出来幸せでした
・居酒屋に行けないので久しぶりに生を味わった気分
・居酒屋に行けないコロナ禍の家飲み、これから暑くなる季節にピッタリ
・居酒屋にいけないからとても貴重
・感動する美味しさです(^_^)泡がクリーミーで、居酒屋で生ビールを飲んでる感覚になります(^^)人気過ぎて生産が追いつかないみたいなので、見かけたら即購入しとかないとすぐ無くなりそう(´・・`)
・のど越しが最高で、きめ細かい泡が何ともいえない、ここは居酒屋かと思わず錯覚します

 コロナ禍の影響もあり、居酒屋や飲食店などで飲むことを控える方が増えました。生ジョッキ缶は自宅で楽しめる缶ビールでありながら、まるで居酒屋でビールを飲んでいる時のような雰囲気を味わえます。

カッテミルに投稿されているクチコミを分析してみると、場所やシーンを表す「居酒屋」という単語が男性に特徴的に出現していました。その出現率は生ジョッキ缶が0.87%であるのに対し、スーパードライは0.05%と、生ジョッキ缶の方が多い結果となりました。

このことから、コロナ禍による外食自粛で呑みに行けない男性消費者の代替商品として、生活者の声に応えることができたことが分かります。

 

トラッキングデータから見る生ジョッキ缶の商品力と購入者像

新商品のトラッキングデータを見た際に、生ジョッキ缶のトライアル率やリピート率はどのようになっているのか、購入者の特徴について解説します。
 

生ジョッキ缶の驚異的なトライアル・リピート率

他の缶ビール商品と比較した際、トライアル・リピート率は平均以上との結果になりました。

クチコミでもご紹介しましたが、手に入りにくい商品ということもあり「見かけたらすぐに購入しなければ」と感じている人が多いのも、高いトライアル・リピート率を誇る理由の一つだと考えられます。

続いて、週次累積トライアル率と、週次累積リピート率についてです。

Twitterで爆発的な話題を呼び、発売から数ヶ月経った現在も生産が追いつかず数量限定販売の状況となっています。(21年7月現在)そのような状態でもなお、トライアル率は他商品を大きく引き離し、4週間の平均で4%越え、週次でみると発売直後は5%を超えました。
平均トライアル率が0.45%なので、ほぼ10倍の結果です。これは非常に驚異的なトライアル率です。
 

生ジョッキ缶の発売後4週間の購入者属性

生ジョッキ缶が発売されてから4週間経過した時点での購入者属性は以下の通りとなっています。(スーパードライ購入者比較)

男女比について見てみると、スーパードライ購入者とそれほど差はありません。
男性6割、女性4割で、どちらの商品も40~55歳がボリュームゾーンでした。
SNSで話題になった新商品ということもあり、顧客DNA(※1)の特徴では情報感度の高い、SNS発信タイプ、情報拡散タイプ、接触頻度影響タイプ、新しいもの好きのポイントが強い傾向が見られます。

(※1)顧客DNAとは:CCCマーケティングでは、Tカードの利用履歴から機械学習でT会員をスコアリングしたデータを「顧客DNA」と呼んでいます。
 

 

CCCマーケティングで行えるソーシャルリスニング

クチコミ情報を確認しながら商品を分析することにより、実際の生活者の声が聞こえてきます。
CCCマーケティングでは「ソーシャルリスニング」として、クチコミなどを分析し、生活者の本音に寄り添った形でマーケティングを検討していくことができます。

企業が作ろうと考えているサービスや商品が、必ずしも生活者の希望に寄り添ったものであるとは限りません。しかし、企業側からするとなかなかそれが見えてこないこともあります。

そこで、 CCCマーケティングのソーシャルリスニングでは、以下のような特徴で企業と生活者を結びつけ、共創をサポートしています。
ソーシャルリスニングに興味がある方のために、 CCCマーケティングが提供しているサービスについて特徴をご紹介します。

Blabo!

生活者の生の声を集めるために効果的なコミュニケーションプラットフォームです。
企業の課題などを「お題」として掲載し、生活者に回答してもらうことができます。
自由に意見交換ができる場所として、自分のひらめきを残したい、アイデアなどをシェアしたいといった生活者からさまざまな意見を聞けるサービスです。新たな商品・サービス開発につながるアイデアを探すこともできます。
 

カッテミル

T会員の購入した商品の評価やクチコミができるサービスです。
600万件を超えるクチコミが投稿されており、アイテムの種類は食品や飲料だけではなく、日用品までさまざまです。CCCマーケティングでは、この膨大なデータを活用し、商品ごとの投稿者の属性、購買情報を分析することができます。実際に商品を購入した消費者が投稿しているクチコミであるため、信憑性のあるクチコミを商品分析に役立てたい時などにお役立ていただけます。
 

Tリサーチ

CCCマーケティングが保有している購買データから特定の会員属性データを抽出し、意見を寄せて欲しいターゲットに対し直接WEBアンケートをオファーできるサービスです。
回答者はアンケートパネルではなく、T会員であるため、より一般の生活者に近いリサーチ結果を得ることができます。
 

Market Watch

Market Watchはグルメクチコミサイトに掲載されているクチコミの収集と分析ができるBIツールです。
増えているワードや特定のキーワードと一緒に使われている傾向がある共起ワードなども分析できます。マーケットの未来の兆しを把握したい、年代別、時系列分析などで生活者に寄り添った新商材開発をしたいといった際に役立ちます。
 

ID-POS分析

CCCマーケティングが有している膨大な購買データをさまざまな切り口で詳細に分析できるサービスです。
市場の変化の兆しを掴みたい、マーケット全体の情報を定量的に理解したうえで新たな仮説を得たいと考えている時に役立ちます。

 

コロナ禍の影響もあって売り上げを伸ばしている商品

生ジョッキ缶は、コロナ禍で外呑みできない消費者のモヤモヤを、生ビールを再現した斬新なデザインで解消した商品といえます。ビジュアル面での注目度も高く、Twitterでの話題性を生みました。

これらの影響もあり驚異的なトライアル率を叩き出し、確かな商品力で高いリピート率も維持しています。発売前後でカテゴリ内のメーカーシェアを7.5%も押し上げた上半期のメガヒット商品です。売り切れが続いている商品ということもあり、しばらく注目を集めそうです。

今回は、クチコミ分析やデータ分析についてご紹介しました。もちろん、データ分析だけでなく、T会員へのダイレクトアプローチも可能です。データ分析を活用したマーケティングソリューションをついて活用したいと考えている企業のみなさまは、ぜひCCCマーケティングまでご相談ください。

 

※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※クチコミは「カッテミル クチコミガイドライン」に基づき、一部を要約・抜粋している場合がございます。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にこちらからご連絡をお願いいたします。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++