【輸入自動車vs国内自動車】保有車によるライフスタイル・志向・購買行動の違いや特徴をデータから分析

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

今回は自動車がテーマです。輸入自動車・国内自動車を保有している方はそれぞれどのような違いがあるのか、ライフスタイルや趣味・志向・購買行動の違いなどについてT会員の購買データをもとに分析しました。
また、23区内の輸入自動車・国内自動車の保有割合や併買される食品などについても傾向をみていきます。

なお、本記事に記載しているデータは以下よりダウンロードできます。

 

【目次】
▼今回使用するデータの概要
▼輸入自動車保有者と国内自動車保有者の基本属性
▼東京23区内における輸入自動車・国内自動車の保有割合
▼輸入自動車保有者・国内自動車保有者が購買する商品の特徴
▼輸入自動車保有者と国内自動車保有者では車の好みだけでなく、多くのポイントで違いがあった!


今回使用するデータの概要

今回使用するデータの抽出定義は、以下です。

期間: 2020年7月1日~2021年6月30日
抽出元:多種多様なTポイント商圏内の購買
対象者:全国・20~69歳の男女・ライフスタイルアンケートで「保有している自動車のメーカー」回答者(約295万人)
輸入自動車メーカー:メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、レクサス
国内自動車メーカー:トヨタ、日産、ホンダ、三菱、スズキ、ダイハツ、マツダ、スバル

 

輸入自動車保有者と国内自動車保有者の基本属性

輸入自動車保有者と国内自動車保有者では、基本属性がどのように異なるのかみていきましょう。比較しながら解説します。

なお、Tableauダッシュボードは性別年代などソートを変えられるので、ぜひ試してみてください。

 

属性

輸入自動車保有者と国内自動車保有者を比較すると、国内自動車保有者の男性は53%程度であるのに対し輸入自動車保有者の男性は62%です。輸入自動車保有者のほうが男性の割合が高いことがわかりました。(+9.2%)
また、年代で見てみると50~60代の方に輸入自動車の保有割合が高いことが見て取れます。(+10%)

一方で、20代~40代については国内自動車保有者が多く、特に30代女性にその傾向が強く見られました。
 

ライフスタイル

ライフスタイルを比較してみると、国内自動車保有者よりも輸入自動車保有者の方が既婚者の割合が多いです。(+3.9%)

また、子どもがいない方が多いのも特徴としてみられました。(+5.8%)
さらに分譲マンションが多い(+9.5%)ことに加え、世帯年収、個人年収共に高く、貯蓄やお小遣いも多い傾向にありました。その上、経営者や会社役員が多いのも特徴的なポイントです。

飲酒頻度についても高く、ほぼ毎日が(+5.7%)、週2~4日が(+3.3%)でした。
趣味は海外旅行のほか、車でのドライブやゴルフの方が多いです。

一方国内自動車保有者は、輸入自動車保有者に比べて未婚の方が多いのですが、子どもがいる方は多いという結果になりました。(+5.8%)
中でも同居している子どもの数について最も多いのが2人で、輸入自動車保有者と比較すると(+3.7%)、続いて子ども3人が(+2.9%)、子ども4人が(+0.6%)でした。

住居形態として最も多かったのが、持ち家一戸建てです。(+5.2%)また、アパートで暮らしている方も多い結果となりました。(+4.9%)

一方、分譲マンションや賃貸マンションと答えた方は輸入自動車保有者よりも少ないです。
趣味については、ゲームや漫画と答えている方が多く、テレビ鑑賞やカラオケ・楽器、SNSなども特徴的でした。
 

顧客DNA

衣・食・住・遊を中心に、それぞれの趣味や志向についてご紹介します。

輸入自動車保有者の「衣」は、ブランド固定タイプ(+4.9%)の傾向がありました。他にも海外ファッション好きや、有名ブランド好きも傾向としては高くなっています。

反対に、国内自動車保有者の「衣」は、コスパ重視(+5.2%)、ブランド無頓着(+4.0%)の傾向がありました。

輸入自動車保有者の「食」については、繁華街好き(+6.3%)、デパ地下好き(+6.0%)の傾向がありました。また、美食家(+5.3%)、プレミアム商品好き(+4.5%)ということもあり、食にこだわっている方が多いことがわかります。

逆に国内自動車保有者は、ファストフード好き(+4.2%)、美味しくてお値段がお手頃なPB(プライベートブランド)好き(+3.5%)の傾向がありました。

輸入自動車保有者の「住」で特徴的なのが、家賃優先タイプのスコアが非常に低いという点です。(-5.9%)
一方、最新設備にこだわる方や都心好き、マンション派が多く見られました。

国内自動車保有者の「住」は真反対で、家賃優先タイプが多く(+5.9%)、戸建て派(+3.0%)、郊外好き(+2.6%)の傾向がありました。

輸入自動車保有者の「遊」は、座席優先タイプ(+5.7%)、自分らしさ優先(+5.0%)、洋画・海外ドラマ好き(+4.3%)、休日浪費タイプ(+4.2%)の傾向がありました。

国内自動車保有者は、観戦優先タイプが(+4.2%)、インドア派が(+3.8%)となっています。

このように、輸入自動車保有者と国内自動車保有者では、さまざまな項目で違いが見られました。

今回の記事で使用しているデータはダウンロードが可能です。
輸入自動車・国内自動車だけではなく、車種別のデータも公開中!
以下よりダウンロードください。


 

東京23区内における輸入自動車・国内自動車の保有割合      

地域によっても輸入自動車・国内自動車の保有割合には違いがありました。
 

輸入自動車保有者VS国内自動車保有者

自動車のうち、輸入自動車・国内自動車保有割合を示したのが以下のマップ(保有者種別ヒートマップ)です。
色が青いほうが分析対象(ここでは輸入自動車保有者)の特徴、赤いほうが、比較対象(ここでは国内自動車保有者)の特徴となります。

 

図を確認してみると、世田谷区、目黒区、港区、中央区とその付近が青くなっていることがわかります。そのため、これらのエリアで輸入自動車保有者が多い状況です。
一方で、足立区、葛飾区、江戸川区等の北東エリアは赤くなっています。これは国内自動車の保有割合が高いことを示している状況です。

内閣府の調査で課税対象所得が多い=収入が多いエリアには、輸入自動車の保有が相対的に多いと言えるでしょう。

※データ出典元:市区町村別 人口・経済関係データ【課税対象所得(納税義務者数一人当たり)】
 

メーカーや車種別で見る比較

メーカーや車種別でも比較してみましょう。国内自動車とトヨタ、トヨタと三菱、輸入自動車とメルセデス・ベンツの保有割合を比較したものが以下です。

国内自動車とトヨタの場合、国内自動車全体と比べるとそれほど大きな差はありませんが、トヨタは特に渋谷区、千代田区、葛飾区で人気が高いことがわかります。

トヨタと三菱を国内自動車保有者同士で比較してみたところ、トヨタについてはやはり渋谷区、千代田区、葛飾区で人気が高い結果となりました。
また、輸入自動車全体と比べてみると、世田谷区、中央区、渋谷区、目黒区などのエリアはベンツの保有率が高いことがわかります。

今回の記事で使用しているデータはダウンロードが可能です。
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輸入自動車保有者・国内自動車保有者が購買する商品の特徴

輸入自動車保有者と、国内自動車保有者では、普段の購買にも違いが見られました。輸入自動車保有者と国内自動車保有者が、それぞれどのようなものを購入しているのかについてご紹介します。
 

アルコール

アルコール類については、特に輸入自動車保有者の購入率が高い結果となりました。中でもウイスキーや果実酒(ワインやなど)、ビールがランキング上位に入っています。
具体的な商品名で言うと、特に選ばれていたのがウイスキーのバランタイン「ファイネスト」でした。リキュール類として、サントリー「角ハイボール」も選ばれています。

ビールについてはサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」やサッポロ「ヱビスビール」など、プレミアムビール志向が強い傾向が見て取れたほか、海外ビールも多く選ばれていました。

一方、国内自動車保有者について見てみると、新ジャンルビールや、リキュール類などが上位にきているのが特徴です。

リキュール類の中で特に選ばれていたのは、アサヒ「贅沢搾り桃 缶」で、他にもキリン「氷結 もも缶」や「氷結 パイナップル」などです。サントリー「ほろよい」シリーズも人気で、中でも白ブドウやコーラサワー、梅酒ソーダ、クリームソーダサワーの人気が高いことがわかりました。

輸入自動車保有者から多く選ばれているウイスキーについては、国内自動車保有者からはあまり選ばれていませんでした。

関連記事:ノンアルコール飲料の市場の変化や購入者の志向・行動データを徹底分析
 

清涼飲料水

清涼飲料水については、輸入自動車保有者から多く選ばれているのが、水や炭酸水、コーヒーなどです。水の中でも特に選ばれていたのが、シリウス「北アルプス安曇野の天然水」、次が伊藤園「エビアン」でした。

コーヒードリンクでは、トモヱ「FMC無糖アイスコーヒー」やスターバックス「エスプレッソ カップ」、キーコーヒー「リキッドコーヒー無糖」が人気で、コーヒーについては主にブラックや無糖が選択されていました。

一方、国内自動車保有者から多く選ばれているのはコカ・コーラの「ファンタ」「コーラ」などのジュース類です。コーヒーについてはカフェオレやコーヒー牛乳など、甘さのあるものが選ばれていました。

また、輸入自動車保有者では上位に入っていないビネガードリンクが含まれているのも特徴です。フーズジャパンの「美酢」シリーズのうち「アップル&カモミール」や「いちご&ジャスミン」が上位に入っていました。
 

アイス

アイスについては輸入自動車保有者と国内自動車保有者で大きな違いが見られます。

輸入自動車保有者には、プレミアムアイスに分類されるような「ハーゲンダッツ」や「ゴディバ」などの高級アイスが人気です。ハーゲンダッツのうち特に人気が高かったのが「ベリーベリーミルク」で、他にも「ミニカップラムレーズン」「ミニCリッチミルク」などが選ばれていました。

一方、国内自動車保有者から人気が高かったのが、単品商品であるパーソナルアイスやファミリーアイスです。森永製菓「サンデーカップ」、明治「エッセルSCチョコチップクッキー」「スーパーカップカスタードクッキー」「チョコレートアイスパフェ」、グリコ「パナップ マルチパック」、ロッテ「クーリッシュミルクコーヒー」などが選ばれていました。

関連記事:アイス購買ランキング2020!年代・性別ごとの傾向は?
 

冷凍食品

輸入自動車保有者に人気の冷凍食品は「ドール」の冷凍フルーツです。ブルーベリーやマンゴー、いちご、白桃が多く選ばれていました。また、焼きそばやパスタといった一食系も人気です。
氷が上位にランクインしているのですが、これはアルコールの項目でご紹介したように、お酒を飲む方が多いことも関係していると考えられます。

国内自動車保有者の場合、から揚げのほか、日本ハムの「お肉で巻いたチーズ」やマルハニチロ「照り焼ソースの鶏マヨ!」「肉巻きポテト」や唐揚げなど、お弁当のおかず系が多く選ばれていました。これは輸入自動車保有者に比べて子どものいる方が多いことが関係しているのかもしれません。

関連記事:冷凍食品購入ランキング!データから見えるブランドシェアの傾向とは
 

スナック

スナックにも違いが見られました。輸入自動車保有者からは、湖池屋のスナックが人気です。上位5位までを湖池屋が占めており、15位までのうち、9商品が湖池屋の商品でした。

一方、国内自動車保有者にはカルビー、ブルボン、おやつカンパニーなどが選ばれています。湖池屋のスナックが登場するのは65位以降となっており、大きな違いが見られました。

 

輸入自動車保有者と国内自動車保有者では車の好みだけでなく、
多くのポイントで違いがあった!

今回は輸入自動車保有者と国内自動車保有者の人となりについて比較しました。
ライフスタイルや志向・購買行動など、多くの違いがあることがわかったのではないでしょうか。

輸入自動車保有者は、高級住宅街に住んでおり、子どもを持たない選択をしているDINKS(ディンクス)の傾向が強く、ゴルフや旅行など休日を充実させるような趣味が多いこともわかりました。

一方、国内自動車保有者は家族との時間を大切にしている傾向が強く、趣味についてはインドア系のものを好んでいます。

マーケティングを行う際には、こういった違いなどを細かく分析したうえで、具体的な戦略を考えていくことが欠かせません。CCCマーケティングでは7,000万人を超えるT会員のアクティブデータを用いて効果的な分析を行っていくことができます。
マーケティングについて何かお悩みのある企業のみなさまは、ぜひご相談ください。

なお、今回の記事で使用したデータはダウンロードが可能です。
輸入自動車・国内自動車だけではなく、車種別のデータも公開中!

【公開データ】
・基本属性(性・年代・居住エリア)
・保有車種別ヒートマップ(東京都23区)

・ライフスタイルアンケート
・顧客DNA
・食品併買
 
輸入自動車メーカー:メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、レクサス
 国内自動車メーカー:トヨタ、日産、ホンダ、三菱、スズキ、ダイハツ、マツダ、スバル

以下よりダウンロードください。

 

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