エナジードリンク2大ブランド「モンスターエナジー」と「レッドブル」の購入者を徹底分析

エナジードリンクとは、カフェインや糖分に加えて、アミノ酸のひとつであるアルギニンが含まれている炭酸飲料(清涼飲料水)です。
最近では、コンビニや自動販売機で気軽に購入できることもあり、多くの方に飲まれるようになりました。

では、実際にエナジードリンクを購入しているのはどのような方々なのでしょうか。
Tカードの購買データを用いて、エナジードリンクの2大人気ブランドである「モンスターエナジー」と「レッドブル」それぞれの購入者層や趣向を分析しました。


モンスターエナジーとレッドブルを購入するのはどんな人?

2大人気ブランドである「モンスターエナジー」「レットブル」購入者の「性別」「年代」「居住地」を分析したところ、ある傾向が見えてきました。

【性別】

モンスターエナジーとレッドブルに共通しているのが、購入者の全体の約7割が「男性」であることです。

このことから、エナジードリンクは男性に支持されている飲み物であることが分かります。また、レッドブルの女性比率はモンスターエナジーより高いため、女性から一定の支持を得ていることが伺えます。

上記をまとめると、以下のようになります。


【年代別】

モンスターエナジーとレッドブル、それぞれの年代別購入者をみると、男性は「20~30代」の購入率が高く、女性は「20代~40代」の購入率が高くなっています。

男性20代ではモンスターエナジーの比率が高くなっていますが、女性20代ではレッドブルの比率が高く、逆転していることが分かります。

また「女性/20~30代」ではレッドブルの購入比率が安定して高いため、この年代の女性はレッドブルを選んで飲んでいると推測こともできます。

逆に男性30代では、モンスターエナジーの比率が大きく下がっています。これは男性の趣向に変化があったというよりも、モンスターエナジーが「男性/10~20代」から圧倒的に支持されている、という傾向を示しているといえるでしょう。

【居住地別】

居住地別にそれぞれのエナジードリンクの購入者を分析すると、東京・神奈川・大阪などの大都市では「レッドブル」の購入比率が高いことが分かります。
都市エリアで働く方は、モンスターエナジーよりレッドブルを好んでいる、といえるかもしれません。

その他の地域では大きな差がありませんが、埼玉・千葉・茨城・沖縄・栃木・青森などの大きめの地方都市では、モンスターエナジーの購入比率が高くなっています。

地方都市は店舗面積が大きく、販売棚がより多く確保できるため、商品バリエーションが豊富なモンスターエナジーが売れやすい、といった傾向があるのかもしれません。

モンスターエナジーは郊外在住の10-20代男性に人気

購買データの分析によって、モンスターエナジーを購入しているユーザーの傾向が明らかになりました。



【モンスターエナジーの主な購買層】

主な購買層は地方都市在住の男性/10~20代。学生や働き始めが多い年代であり、最も体力と気力が充実している時期です。
毎日をエネルギッシュに過ごすお供として、モンスターエナジーが選ばれているのかもしれません。

レッドブルは都心のバリキャリ系ビジネスウーマンに人気

レッドブルの購買データを分析した結果、以下のようなユーザーの傾向が明らかになりました。


【レッドブルの主な購買層】

レッドブルは20~30代の都心に住んでいる女性に支持されています。

都心は特に、最前線で働く女性が多い年代です。この年代の女性にはモンスターエナジーよりレッドブルのほうが、仕事の気力回復に最適と認識されているのかもしれません。
 

モンスターエナジーとレッドブル購入者の特徴

T会員の購買データをより細かく分析すると、購入者の属性情報だけでなく、それぞれの趣味嗜好やライフスタイルまでみえてきます。

例えば、モンスターエナジー好きに訴求すべき商品はどんなものが効果的なのか、モンスターエナジー好きとレッドブル好きの趣味に違いがあるのか、そのような点を購買データから予想することができます。

実際にモンスターエナジーとレッドブルの購入者がどんな趣向・ライフスタイルを好んでいるのか分析しました。
その中でも特徴がよく表れた「書籍」「食品」「飲料」「日用品」のカテゴリを詳しく解説しましょう。

モンスターエナジーの項目には、10-20代男性がレッドブル購入者(10-20代男性)と比較してより特徴のある商品を、レッドブルの項目には、20-30代女性がモンスターエナジー購入者(20-30代女性)と比較してより特徴のある商品を掲載しています。

①    購入している書籍

モンスターエナジーとレッドブルの購入者はどのようなジャンルの書籍を購入しているのでしょうか。特徴がよくが表れた書籍ジャンルをみていきましょう。


モンスターエナジーの購入者は『転生したらスライムだった件』などの「ライトノベル」や、「Vジャンプ」などの「コミック」、そして『週刊ファミ通』などの「ゲーム攻略本」といったといったエンタメ本にお金を使う傾向があるようです。

一方、レッドブルの購入者は『Oggi』や『with』などの「女性誌」や『嫌われる勇気』などの「啓発・教養書」の購入比率が高くなっています。仕事に関する意識が高いこと、そしてファッション関連に興味を持っているユーザーが多いことが伺えます。

これらの分析結果をもとにしたマーケティング例を紹介します。

【マーケティング例】
・出版社が「ライトノベル」と一緒にエナジードリンクをPRする場合、「モンスターエナジー」を選ぶのが望ましい。
・ビジネス関連のイベントの販促に「レッドブル」を用いるとユーザーに訴求しやすい。

②    購入している食品

食品ジャンルにもそれぞれの傾向がみえてきました。

モンスターエナジーの購入者は、『ピザポテトBIG』に『ソースやきそば超大物』といった「スナック菓子」「インスタント食品」の高カロリーかつ腹持ちのよい食べ物を好んでいる傾向があります。

レッドブルの購入者は『ウィダーinゼリー』などの手軽にエネルギーチャージできるものや、『じゃがりこサラダbits』『ガルボチョコポケットバンク」などのオフィスのデスクでも食べやすい物をよく購入しているようです。

これらの分析結果をもとにしたマーケティング例を紹介します。

【マーケティング例】
・カップラーメンやポテトチップスなどのこってりした食品とエナジードリンクをコラボするのであれば、「モンスターエナジー」を選択すると効果が出る可能性が高い。
・「レッドブル」は、オフィスで食べるようなちょっとしたおやつとセット販売すると販促効果が見込みやすい。

③   購入している飲料

モンスターエナジーもレッドブルも、エナジードリンクという同一ジャンルの飲料です。では、エナジードリンク以外にはどんな飲料を購入しているのでしょうか。

モンスターエナジーの購入者は『リプトンミルクティー』や『雪印コーヒー』などの甘い飲料や、『カルピスソーダ』などの甘い「炭酸飲料」を好んでいる傾向があります。
レッドブルは『爽健美茶』『いろはす』といった「日本茶」「水」などの飲料の比率が高くなっています。

モンスターエナジーの購入比率は甘く飲みごたえのあるものが高いため、購入者は甘党の傾向が強いといえるかもしれません。レッドブルの購入者は対照的に、さっぱりした飲料を選んでいることが分かります。

これらの分析結果をもとにしたマーケティング例を紹介します。

【マーケティング例】
・小売店でエナジードリンクを販売する際、「モンスターエナジー」は甘めの味わいのもの、「レッドブル」はカロリーオフタイプのものを中心に揃えるとよい。
・モンスターエナジーの棚の近くにはコーラなどの甘い炭酸飲料を配置し、レッドブルはお茶などのさっぱりした飲み物を配置すると、販促効果が見込めるかもしれない。

④購入している日用品

購入している日用品にはどのような傾向があるのでしょうか。
日用品は特徴のあるジャンルでみていきます。

モンスターエナジーの購入者は、10~20代男性が多いこともあるのか、「ヘアカラー」「男性用フレグランス」などのジャンルを購入する傾向にあります。

レッドブルは『ブレスケアミント』などの、「口中清涼剤」や、「化粧道具」「ネイル用化粧用具」といった社会人としてのケア用・身だしなみを整える用の商品を購入する傾向にあります。

これらの分析結果をもとにしたマーケティング例を紹介します。

【マーケティング例】
・「モンスターエナジー」の雑誌広告により新規顧客を開拓したいのであれば、美容雑誌や女性誌が狙い目となる。
・ブレスケアやフリスクといった清涼剤とエナジードリンクをコラボするのであれば、「レッドブル」を選択したほうが効果を見込める。
 

エナジードリンクでもブランドによって購入者層は異なる

「モンスターエナジー」と「レッドブル」、それぞれのエナジードリンクの購買データをもとにした分析結果を解説しました。

年齢・エリア・趣味趣向など、同じジャンルのドリンクであってもブランドごとの購入者傾向は大きく異なります。

モンスターエナジーは地方都市の10~20代の男性。レッドブルは20~30代の都心のキャリアウーマンに選ばれていることが分かりました。実際の購買データを比較したからこそ、それぞれの趣味や食品の好みも推定することができます。

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■データ概要
抽出元:多種多様なTポイント商圏内の飲料カテゴリの購買
エリア:全国
期間: 2019/7/1~2020/6/30
対象者: 20歳~69歳/男女

 

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