CCCマーケティング株式会社

チェアスキーは私の人生を豊かにしてくれる競技です

田中 佳子 / Yoshiko Tanaka

アルペンスキー(座位)選手

社会人になってから始めたチェアスキーで日本代表に

私は子供の頃から足が不自由でしたので、ほとんどスポーツを楽しむ機会がありませんでした。学生の時にスキー教室が催された時も、足のことが理由で自分だけ参加出来なかったことがとても悔しくて、いつか私も友達とスキーがしてみたいと思っていました。社会人になってからではありましたが、足に障害のある人でもできる「チェアスキー」というものを紹介してもらい、初めてスキーに挑戦しました。
最初は、座って滑るのだから簡単だろうと思っていたのですが、スキーの板は1本だけですしバランスをとるのが難しく「滑る」というには程遠いものでした。

しかし、転びながらも少しずつ滑れるようになり段々スキーの面白さを感じられるようになりました。それからというもの山の上からの素晴らしい景色を楽しむチャンスに恵まれたり、スピード感や爽快感を味わったり、友達との念願のスキー旅行がとても嬉しくて冬が来るたびに毎週末スキーに行くようになりました。
数年後、技術向上のためにと競技を進められポール練習を始める中で、日本代表チームのコーチに声を掛けていただき本格的にレースの世界に入りました。それからは国内の大会だけでなく、ヨーロッパ、アメリカと世界で行われる大会に参戦するようになっていきました。

レースを支えるチームの力を実感する日々

レースのコースは会場によって違いますし、天候や気温・雪質も毎回異なります。コースを見ながら、どう攻めるか自分で戦略を練り、コーチから無線でコースレポートやアドバイスがあり、スキーの板やチェアスキーを調整(チューンナップ)して下さる方に最適なセッティングを相談する。実際にスタートを切りコースを滑るのは私1人ですが、多くの方々のサポートを受けているのでいつもチームとしての力を強く感じます。
このようなサポート環境は雪上だけではありません。
フィジカルトレーニング、メンタルトレーニングのトレーナーや、練習施設や海外での生活をサポートして下さる方々など多くの力を借りて競技生活が成り立っています。

CCCマーケティングでのアスリート雇用は、私が競技に集中出来る環境をバックアップして下さっています。いつも温かいご声援をいただき、全面的なサポートを受けることが出来てとても感謝しています。

息の長いレベルの高い選手を目指して

次の目標は、2018年の平昌パラリンピックです。まずは12月1日のレースから今シーズンが開幕します。今シーズンは次回のパラリンピックに向けて重要なシーズンになりますので、全力で挑戦して結果を出していきたいと思います。

私は、今後もまだまだ可能な限り選手を続けていきたいと考えていて、当面の目標としては息の長い、そしてさらにレベルの高い選手を目指していきたいと思っています。過酷なスポーツですし怪我をすると限られたシーズンの中で離脱を余儀なくされてしまうので、まずは怪我の無いようにしっかりと準備を進めていきたいと思います。

自分がこのようになるとはスキーを始めた時には全く想像もしていませんでした。競技を始めたことで人生が大きく変わったように思います。国内外問わず様々な人たちと接して沢山の経験を積むことで、人としての豊かさのようなものが増してきているなと思うことがあります。スキーを通じて今まで経験してきたことをこれから先、何かしらの形で還元していければと思いますが、今は選手として全力で競技に全うできればと思います。
これからも応援宜しくお願い致します!

田中 佳子
千葉県在住のアルペンスキー(座位)選手。
2006年トリノパラリンピック、2010年バンクーバーパラリンピック、2014年ソチパラリンピックに出場。競技に専念するため、2016年3月より弊社アスリート社員となる。競技特性上、現在は主に海外を拠点とし活動中。