【生活者意識調査】大人の学び・習い事

空いた時間は学びにチャレンジ。利用者層が変化しそうな習い事も

 今回は調査のテーマは「大人の学び・習い事」です。大人向けの習い事には、資格取得などキャリアアップを目的としたものから、趣味として楽しむものまでさまざまな内容があります。最近はオンラインレッスンや短期間で学べるものなど、学びやすさも重視された講座も増えてきました。今、大人の間ではどのような習い事が人気なのでしょうか。CCCMK総研が2020年11月10日~13日に20~79歳男女のT会員の方を対象に行った調査の結果をご報告します。なお、ここでの「学び・習い事」とは知識や技術などを習得するために、料金を支払って受講するものとし、オンラインの講座やアプリでのコンテンツ提供講座、通信教育、1回だけなど短期の講座も含むとしています。

「学び・習い事」は約2割の方が経験。運動系が人気

 調査に回答した2,988人のT会員のうち、2019年4月から調査時点の2020年11月までに「学び・習い事」を行ったのは24.9%でした。2020年3月までの1年間では全体の22.9%、2020年4月以降は、18.4%の方が「学び・習い事」を行っており、5.0%が2020年4月以降新たに始めていました(図1)。

 2019年4月からの1年と2020年4月以降の学び・習い事の内容を見るとゴルフ、テニスなどのスポーツ、フィットネス・筋トレ、ヨガ・ピラティスなどの体を動かすものが上位を占め、英語・英会話、楽器が続きます(図2)。各時期のランキング上位に登場する顔ぶれにあまり変化はありませんでした。図3の2020年4月以降の受講形式のグラフを見ると、運動系は対面式での受講が中心ですが、「英語・英会話」ではオンラインなど対面以外の方法で受講しているケースも多いようです。

学び・習い事の経験

学び・習い事ランキング

2020年4月以降の受講形式

「実際に学んだ」と「学びたい」でギャップがあるものも

 今後検討・いつかはやろうと思っている学び・習い事のランキングでは、「フィットネス・筋トレ」「英語・英会話」「スポーツ」「料理・食べ物・飲み物」が上位に挙がりました。「2019年4月以降に学んだ経験あり」の割合との差は「英語・英会話」で9ポイント、「料理・食べ物・飲み物」で7.6ポイントと大きな差があります(図4)。

 「学んだ経験あり」と「今後学びたい」を性別・年代別に見ていくと、その構成が異なるものがあります。「フィットネス・筋トレ」では、学んだ経験があるのは女性で年齢が上がるにつれて高くなっているのに対し、今後学びたいと思っているのは男女の若い年代ほど高くなっています(図5)。ここ数年ではフィットネスジムが増加していたり、最近では新型コロナウイルスの影響で自宅で体を鍛える人が増加するなど、性別・年齢を問わずフィットネス・筋トレを始める方も増えているのでしょう。2020年4月以降に経験した習い事の割合が減っていますが、新型コロナウイルスの不安がなくなればこれまでの利用者とは違った方がレッスンを始める可能性が十分にありそうです。

今後検討・いつかはやろうと思っている学び・習い事ランキング

 

経験した学び・習い事と今後検討したい学び・習い事の比較/フィットネス、筋トレ

学びのネックは「時間」。続けやすさや・始めやすさも重要

 この3年で学びの途中でやめてしまったことがある方にその理由を尋ねると、「時間が取れなくなったから」が最も多く4割を超えています(図6)。一方で、グラフにはありませんが2020年4月以降に新たに「学び・習い事」を始めた方に理由を聞いたところ、回答が多かったのが「以前から内容に興味を持っていた(27.5%)」、「空いた時間ができた(24.8%)」でした。時間的な問題が解決すれば、以前から興味があった学び・習い事にチャレンジしているようです。

 「今後学び・習い事の教室/スクールを決める(継続する)際に決め手となること」では、「料金が安い(51.6%)」「料金に見合った成果を得られる(45.5%)」に続き、「スケジュールなど続けやすいシステムになっている(43.9%)」「気軽に始められ、気軽に辞められる(39.5%)」が挙げられました(図7)。

 働き方改革や新型コロナウイルスの影響で外出時間が減ったことで、以前より時間に余裕ができた方もいると考えられますが、習い事の種類によっては現在学んでいる方と学びたい方の性別・年代の層が異なるものや、学びたいのに実際にはチャレンジしていない方が多く見られるものがありました。今学びたい人が誰であるか、学びやすい環境や条件は何であるか把握し、適したサービスやシステムを開発していくことで、新しい学びにチャレンジする方が増えていきそうです。

学びの途中でやめてしまった理由

今後学び・習い事の教室/スクールを決める(継続する)際の決め手

【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:男女20~79歳のT会員
サンプル数:2,988サンプル
(人口構成比に合わせて回収)
調査期間 :2020年11月10日(火)~11月13日(金)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)
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本調査の集計表を販売しております。
詳しくは、下記をご確認の上、お問い合わせください。

【調査内容】
質問数:全10問
内容:
・学び、習い事の経験(2019年4月~2020年3月に学んだ/2020年4月以降学んだ/2020年4月以降新たに始めた/過去3年以内に受講したが途中でやめた)
・2020年4月以降に新たに始めたきっかけ
・2020年4月以降に行っている(行った)学び・習い事の形式
・学ぶ目的、修了後の自分
・学びの途中でやめてしまった理由
・今後、受講してみたい学び・習い事
・学び・習い事の教室/スクールを決める(継続する)決め手
・性別、年代、職業、居住都道府県

【集計内容】
・単純集計
・性年代別クロス集計

【注意事項】
クロス集計において、集計対象数が極端に少なくなる質問は出力していません。

【商品名/番号】
品名:習い事に関する調査
番号:20_010_002
【価格】
集計一式:12,000円(税別)

【お問合せ先】
CCCマーケティング総合研究所 
担当:服部 / 杉浦         
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