【生活者意識調査】これからの音楽イベントの楽しみ方は?

  • 2020.09.28

withコロナ時代、音楽の楽しみ方は変化するのか。
~音楽ファンが望むこととは?~

音楽イベントの中止・延期経験者は約6割

 近年各地で開催されるようになった「音楽フェス」。毎年大型音楽フェスに行くことを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
 ところが今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、いつもなら開催されていたはずの多くのイベントが中止、延期を余儀なくされました。音楽フェスだけではなく、コンサートやライブハウスでの音楽イベントも開催されない状況は、音楽ファンにとっては辛い時期であると言えそうです。
 CCCMK総研では2020年8月20日~23日に、新型コロナウイルス感染症が拡大する前の3年間に音楽イベントに行ったことがあるT会員2,002名の方にアンケートを行い、音楽イベントに対する思いを聞きました。

 アンケート結果を見ると、2020年3月以降に6割近い人が会場での音楽イベントの中止や延期を経験していました。一方で、新しいイベント形式として注目されている「オンラインライブ配信での音楽イベント」を体験したのは2割を超えており、35%が「参加・観賞したことはないが、今後してみたい」と回答しています。
 すでに体験をした人も出ている「オンラインライブ配信」ですが、どのような期待と不安があるのでしょうか。


【 図1 】
2020年3月以降の音楽イベントについて

新しい音楽の楽しみ方「オンラインライブ配信」への期待と不安は?

【 図2】
オンラインライブ配信への期待と不安

 オンラインライブ配信に期待できそうな点として、「感染症のリスクが低そう」「気軽に楽しめそう」を半数以上が回答し、「会場の場所や会場への移動を気にしなくてよい」が続きます。会場に行かないメリットを多くの方が回答されましたが、「自分の好きな視聴環境で楽しめそう」と自分なりによりイベントを楽しむ工夫をしたり、「会場よりもアーティストが見やすそう」と配信ならではの利点を評価する声も見られました。
 不安な点としては、「イベント会場のような一体感は感じにくそう」を約半数の方が回答しています。多くの方が、アーティストと観客全体で生み出される一体感は会場でしか得られないものと考えているようです。「視聴中に通信や機器の問題で視聴できなくなるかもしれない」「チケット代金が適切かどうかわからない」にも3割以上の回答がありました。オンラインライブ配信は新しいイベント形式で体験していない方もまだ多いため、仕組みや推奨する視聴環境をわかりやすく説明することが求められているといえるでしょう。

それでもやっぱり・・・

 これから先の音楽イベントの楽しみ方を尋ねたところ、6割の方から「可能であれば会場での鑑賞にこだわりたい」との回答がありました。最もよく行った音楽イベントのジャンル別に見ると、「ロック・ポップス(海外アーティスト)」「大型フェスなど出演者が多数参加するもの」での回答が高めでした。
 その理由は「臨場感・雰囲気を味わう」「生で聴ける」といったところが主に挙げられました。「オンラインライブ配信の不安な点」として、「イベント会場のような一体感は感じにくそう」との回答があったように、音楽イベントの醍醐味はその場にいてこそ得られるもの、と考える方が多いのでしょう。
 とはいえ「withコロナ」の時代、前のグラフの通り「オンラインライブ配信」のメリットも理解されつつあり、イベントが開催されれば観賞する人も増えていくでしょう。今はこれまでと変わってしまった音楽の楽しみ方に戸惑いもありますが、いずれ新型コロナウイルス感染症が収束し、「会場でのイベント」も「オンラインライブ配信でのイベント」も開催されるようになるなら、音楽イベントを体験する機会が増え、音楽ファンにはうれしい世界が広がっていくのかもしれません。

【 図3 】
これから先音楽イベントをどのように楽しんでみたいと思いますか

【調査設計】
調査地域 :全国
調査対象者:男女・20~69歳のT会員(新型コロナウイルス感染症が拡大する前の3年間に音楽イベントに行ったことがある方)
サンプル数:2,002サンプル
調査期間 :2020年8月20日(木)~8月23日(日)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(Tアンケートによる実施)

本調査の集計表を販売しております。
詳しくは、下記をご確認の上、お問い合わせください。

【調査内容】
質問数:全11問
内容:
・2020年2月までの過去3年間に観賞した音楽イベントの会場規模、ジャンル、頻度
・2020年3月以降の音楽イベントの観賞状況
・今後の音楽イベントの会場規模別観賞意向
・今後の音楽イベントの楽しみ方
・オンラインライブ配信の音楽イベントへの期待する点、不安に思う点
・年代・性別、居住都道府県

【集計内容】
・単純集計
・性年代別クロス集計

【注意事項】
・クロス集計において、集計対象数が極端に少なくなる質問は出力していません。

【お問合せ先】
CCCマーケティング総合研究所
担当:服部/杉浦
cccmk-souken@ccc.co.jp