冷凍食品購入ランキング!データから見えるブランドシェアの傾向とは

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

最近では製造技術の向上や企業のみなさまの努力により、高品質なものが増えてきた冷凍食品。テレビでもよく取り上げられており、食卓に並ぶ機会も増えてきていますよね。

そこで今回の記事では、性別や年齢ごとに、どのような冷凍食品が好まれているのか、消費者の購買履歴を集計した分析結果を元にご紹介します。
 

【目次】
▼今回使用するデータの概要
▼冷凍食品のブランドシェアをチェック
▼女性が選ぶ冷凍食品の傾向
▼男性が選ぶ冷凍食品の傾向
▼冷凍食品購入ランキングをセグメント別に発表


今回使用するデータの概要

今回使用するデータの抽出定義は、以下です。

・期間:2020年3月1日~2021年2月28日
・抽出元:多種多様なTポイント商圏内の日用品・食料品カテゴリの購買
・対象者:全国・20~89歳の男女
 


冷凍食品のブランドシェアをチェック

それではさっそく、冷凍食品のブランドシェアをご紹介します。

今回の分析結果表示で使用したのは「Tableau」というツールです。見方はシンプルで、四角形の大きさがシェアの大きさを表します。冷凍食品のブランド名が書かれた四角形の大きさが大きいほどシェアがあると視覚的にわかりやすく確認できます。

まずは全体のブランドシェアを見てみましょう。
 


※「年代」のドロップボックスを切り替えて、年代ごとのシェアを確認できます。

まずは、冷凍食品購入者全体(T会員)を分析をした結果、餃子・炒飯・焼売と中華系冷凍食品へのシェアが高い結果となりました。
最も高いシェアは「味の素 ギョーザ」の11.31%、続いて「大阪王将 餃子」「ニチレイ 本格炒め炒飯」となり、TOP5はすべて中華系冷凍食品で占められていることがわかります。

以前の冷凍食品の立ち位置は「お弁当のおかず」がメインでしたが、全体ブランドシェアの傾向を見ると、主食や夕食の一品として冷凍食品を取り入れる人が多いと考えられます。最近の傾向として、冷凍食品で食事を簡便化しようと考える風潮があるのかもしれません。

続いて、年代を上げながら画面を切り換えていくと、20~50代において3~4位に入る「味の素 ザ・チャーハン」は60代以降でシェアの下がり方が顕著であり、60代で7位、80代にいたっては16位と大きくランクを落としました。
一方で、「味の素 ギョーザ」と「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」の四角形が徐々に大きくなっていることが一目でわかります。年代が上がるにつれ大容量で空腹を満たす冷凍食品から、あっさりとしていて小腹が満たせる冷凍食品へとニーズが変化していると考えられるでしょう。

 

女性が選ぶ冷凍食品の傾向


続いて、女性が選ぶ冷凍食品の傾向を見てみましょう。

トップが「味の素 ギョーザ」「大阪王将 餃子」「ニチレイ 本格炒め炒飯」と、全体のシェアと変わらないように見えますが、年代別で見ると右側の比較的シェアの低い冷凍食品で変化が現れていて、年代やライフスタイルによって一定の傾向が見られることがわかります。

小学生以下の子供を持つママが多い20代・30代・40代へとドロップボックスを切り替えてみてください。20~40代ではお弁当のおかずに使える商品へのニーズが高く、「味の素 それゆけ!アンパンマンポテト」など全体のランキングと比較するとランクアップしている商品などがみえてきます。
それでは、それぞれの年代について詳しくご紹介していきます。

20代

20代女性が選ぶ冷凍食品は、お弁当のおかずになる商品と濃い味付けの主食となる商品が混在していたことが特徴です。

女性全体と比べ「味の素 ザ・チャーハン」「マルハ 牛カルビマヨネーズ」へのシェアが高かったことは、一人暮らし女性の手軽な食事として活用されると考えられ、濃くこってりとした味付けを好む若年層の傾向が見られます。同時に「味の素 それゆけ!アンパンマンポテト」「ニッスイ 3種の和惣菜」「ニチレイ ミニハンバーグ」などお弁当のおかずとして使われる商品の順位も上がっており、独身一人暮らしの20代女性と小さな子供を持つママという2種類の消費者層が想定できます。

もちろん、独身20代女性の場合、ご自身のお弁当のおかずとして冷凍食品を購入している可能性も考えられます。

30代

30代女性の冷凍食品へのシェアは、女性全体と比べて「マルハ えびとチーズのグラタン」や「ニチレイ 焼きおにぎり」がランクアップしており、「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」も5位にランクインしていました。また、20代女性からのシェアが高かった「味の素 それゆけ!アンパンマンポテト」は20代よりもさらにシェアが高まっており、子ども向けのおやつやお弁当用のおかずとしてのニーズが高いと考えられます。

ただし、20代女性から支持を得ていた「マルハ 牛カルビマヨネーズ」「ニッスイ 3種の和惣菜」「味の素 ザ・チャーハン」のは30代ではシェアが低下していて、傾向が若年層から主婦層へと移行したことが見受けられます。

40代

40代女性の冷凍食品へのシェアは、お弁当のおかずになる商品が中心でした。ただし、20代・30代女性と違い、「ニチレイ ミニハンバーグ」「ケイエス 鶏つくね串」「ニッスイ コーンクリームコロッケ」へのシェアが高まっていることから、子供の年齢が上がってきてボリュームのある商品が必要になってきているようです。

20代~30代女性からのシェアが高かった「味の素 それゆけ!アンパンマンポテト」がランキング圏外になっていることからも、子供の年齢が上がってきたことが伺えます。

50代

50代女性ではお弁当用おかずとなる冷凍食品を購入する傾向が低くなり、女性全体でのシェアとほぼ同じ形を表します。購買傾向としては、全体より「味の素 洋食亭ハンバーグ」「マルハ いか天ぷら」「マルハ 五目あんかけ焼きそば」のシェアが高いことから、夕食の一品として冷凍食品を活用している主婦層が多いと考えられるでしょう。

60代

60代女性の冷凍食品へのニーズは、50代女性と同じく夕食の一品としての活用だと考えられます。「テーブルM ごっつ旨いお好み焼き」「日清F ママ― THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」「マルハ 横浜あんかけラーメン」が大きくランクアップしていることから、ボリュームのある主食級の冷凍食品を求めている方が多いようです。

ただし、「味の素 ザ・チャーハン」「味の素 やわらか若鶏から揚げ」は全体と比べてランクダウンしており、濃い味付けの商品や揚げ物はあまり好まれない傾向でした。

70代

70代女性が選ぶ冷凍食品は、60代女性と同じ傾向が見られます。全体でシェアNo.1を誇る「味の素 ギョーザ」へのシェアは20%超となり、60代女性からも支持されていた「テーブルM ごっつ旨いお好み焼き」「日清F ママ― THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」「マルハ 横浜あんかけラーメン」はさらにランクを上げました。

60代女性の冷凍食品へのニーズをより顕著にしたのが、70代女性が好む冷凍食品だと言えそうです。

80代

80代になると「味の素 ギョーザ」「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」がシェアの1/4を占める結果となりました。「味の素 ギョーザ」へのニーズは70代女性より高まり、年代が上がるとともにシェアを伸ばしてきた「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」が第2位にランクインしています。

「味の素 ザ・チャーハン」は19位にランクダウンしており、「テーブルM ごっつ旨いお好み焼き」「日清F ママ― THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」「マルハ 横浜あんかけラーメン」の3種類への人気は健在であることから、夕食の一品として使える冷凍食品へのニーズが高くなるようです。

 

男性が選ぶ冷凍食品の傾向      


次に、男性が選ぶ冷凍食品の傾向を年代別で見ていきましょう。

Tableauを見ていただくとわかるように、男性全体は女性より炒飯の冷凍食品へのニーズが高いこと、お弁当のおかず用商品へのニーズが低いことが特徴的でした。
全体のシェアを確認すると、先程の女性全体によるブランドシェアではランクインしていなかった「マルハ あおり炒めの焼豚炒飯」「マルハ 石焼風ビビンバ炒飯」がランキング内に躍り出ており、女性からも人気を集めていた「ニチレイ 本格炒め炒飯」と「味の素 ザ・チャーハン」も、男性からのシェアの方が高いことがわかります。

それでは、それぞれの年代について詳しくご紹介していきます。

20代

20代男性では、全体的に炒飯への人気が高かったことが特徴的です。
性別・年代を問わず幅広くシェアを得ている「味の素 ギョーザ」を抜き、「ニチレイ 本格炒め炒飯」が1位にランクインしており、その他「味の素 ザ・炒飯」が3位、「マルハ あおり炒めの焼豚炒飯」が6位、「マルハ 石焼風ビビンバ炒飯」が7位と炒飯を好む男性が多いことがわかります。

20代女性で人気だったお弁当のおかずとなる冷凍食品はランクインしておらず、一食を冷凍食品で手軽に済ませたい男性像が見えてきます。

30代

30代男性のシェアは「味の素 ギョーザ」が1位となっていますが、やはり炒飯への人気は変わりません。2位の「ニチレイ 本格炒め炒飯」と1位が入れ替わりはしたものの、全体的な傾向は20代男性と変わらない結果となりました。

40代

40代の男性はほぼ男性全体のシェアと変わりませんが、ランキング下位はお弁当のおかずとなる冷凍食品がランクアップしていました。

具体的には「ニチレイ パリパリの春巻」「日清F ママ― THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」「ニッスイ コーンクリームコロッケ」などで、一般的に単身世帯が減ることから、主食としてよりお弁当のおかず用としての冷凍食品のニーズが高まったと考えられます。

50代

50代男性が好む冷凍食品の傾向は、60代女性と同様、夕食の一品となるボリュームの商品が好まれるようです。ただし、味付けが濃い商品や揚げ物はランクダウンしており、「日清F ママ― THE PASTA ソテースパゲティ ナポリタン」「テーブルM ごっつ旨いお好み焼き」など、主食商品が人気を得ています。

60代

60代男性は50代男性と同様に夕食の一品を購買する確率が高いものの、麺類や焼きおにぎりなどに特に人気が集まりました。「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」は50代男性では11位でしたが、60代男性では4位に大幅ランクアップしています。ボリュームがありつつさっぱりとした味付けの冷凍食品が好まれるようです。

70代

70代男性では女性と同様の傾向が見られました。全体でも高いシェアを誇る「味の素 ギョーザ」のシェアが19.17%と高い比率を占め、「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」「マルハ 横浜あんかけラーメン」などが上位にランクインしています。

80代

80代男性は70代男性と同様の傾向となりましたが、「味の素 ギョーザ」と「ニッスイ 大きな大きな焼きおにぎり」へのシェアがさらに高まっています。TOP20内に揚げ物はなく、あっさりとした主食や夕食のおかずとなる中華系冷凍食品へのニーズが高いことが分かります。

 

冷凍食品購入ランキングをセグメント別に発表

 

 

後に、冷凍食品の購入ランキングをセグメント別に確認していきましょう。

男性・女性が好む冷凍食品を年代別でご紹介してきましたが、ライフスタイルアンケートと分析結果を照合すると、冷凍食品をよく購入する層として「小学生以下の子供を持つ女性」「独身一人暮らしの男性」「シニア」の3つにセグメント分けできることが見えてきます。上のTableau画面は、セグメント別の冷凍食品ブランドランキング結果を表示したものです。右端のグラフとパーセンテージが、それぞれのセグメントごとのシェアを数値で表しています。

それでは、それぞれのセグメントにはどのような傾向がみられるのか、購入率ランキングを見ていきましょう。
 

小学生以下子持ちママに選ばれる冷凍食品

小学生以下の子供を持つママに好まれる冷凍食品は、子どものお弁当用やおやつとして使える商品や、肉加工商品が多いです。からあげやハンバーグ、コロッケ、シュウマイなどは子供が好きな食べ物の代表であり、子供の味覚に沿った商品へのニーズが高いと考えられます。
 

一人暮らしの独身男性に選ばれる冷凍食品

独身男性は炒飯やたこ焼き、お好み焼き、焼きおにぎり、あんかけ焼きそばなど、主食となる冷凍食品を購買する確率が高いようです。男性全体でみたシェアランキングよりも、一人暮らしの男性が冷凍食品で夕食を簡便化させようとしている様子が伺えます。
 

シニア世代に選ばれる冷凍食品

シニア世代も独身男性と同様に、主食や夕食の一品となる冷凍食品を購買する確率が高いようですが、ちゃんぽん、ナポリタンスパゲティ、あんかけラーメンなど麺類が増えることが他のセグメントと比べて特徴的です。

夕食のおかずになる冷凍食品を中心に購入していて、中でも「味の素 ギョーザ」へのシェアが飛び抜けて高いことがよくわかります。味の素と大阪王将の餃子が1位・2位にランクインしており、独身一人暮らし男性と小学生以下の子供を持つママのランキングをあわせたような結果となりました。
 

セグメントによって見えてくる冷凍食品の購買傾向

セグメント別に結果を確認すると、特にランキングTOP20内にセグメントごとの傾向が現れているようでした。
小学生以下の子持ちママは子ども向けの冷凍商品をよく購入し、子どものお弁当やおやつとして冷凍食品を活用し、一人暮らしの男性は、ご自身の夕食として使えるボリュームのある冷凍食品を選ぶ傾向、シニア世代も独身男性と同じように冷凍食品を夕食や主食に使うと考えられますが、チャーハンが好きな独身男性と比べて麺類を選ぶことが多く、さらに揚げ物や味付けが濃い商品は選ばれにくいという結果となりました。

年代・性別ごとの分析結果だけでなく、ライフスタイルでセグメントすると、消費者の生活によりニーズは大きく変わることがわかります。

 

冷凍食品の購買傾向の詳細分析をマーケティングに活用可能

今回は冷凍食品の購買傾向をご紹介してきましたが、CCCマーケティングではさまざまなデータ分析を行い、企業のみなさまのマーケティングに活用いただいています。

購買データを活用して自社商品へのニーズを知ることは、的確なターゲティングやマーケティングにとって必要不可欠とされています。
CCCマーケティングでは、7,000万人以上のT会員のデータで、ライフスタイルアンケートの回答結果も含め購買者の「ひととなり」を詳細に分析することが可能です。

得られた分析結果を基に、DMやメール、サンプリング、店頭プロモーションなど適切な販促を実施し、Tポイントをフックにした集客キャンペーンなども実施できますので、効率的で確度の高いマーケティングを提供させていただきます。

 

冷凍食品へのニーズは性別・年代・生活状況によりさまざま

冷凍食品のシェアを性別・年代・生活状況により分析していくと、消費者の背景によりニーズはさまざまであることがわかります。全体に人気の高い商品もありますが、消費者のライフスタイルを詳細に分析していくと、ライフスタイルにより異なる傾向が現れることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

CCCマーケティングでは、消費者のライフスタイルごとのニーズや商品シェアを分析することが可能です。企業のみなさまが狙うべきターゲット層を明確にするためにも、より効率的で効果の高いマーケティングを実施するためにも、ぜひ一度CCCマーケティングのデータ活用をご検討ください。

 

※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。

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