カップ麺の人気ランキング!カップラーメンやカップ焼きそば、年齢別の1位は?

カップ麺の人気ランキング!カップラーメンやカップ焼きそば、年齢別の1位は?

こんにちは、CCCマーケティングの営業担当です。

年齢や性別を問わず愛されている食べ物、カップ麺。自宅にいる時間が増えた2020年は、今まで以上にカップ麺を食べたという方も多いのではないでしょうか?

今回は2020年1月~7月までの購買データをもとに、性・年齢別にどんなカップ麺を買っていたのかを分析しました。総合ランキングのほかに男女年代別ランキング、1歳刻みでの年齢別ランキングもまとめています。

世の中のさまざまなジャンルで「最後は定番に戻る」などと言われていますが、カップ麺の世界では何歳頃から定番商品を好むようになるのでしょうか?
こってりからあっさりに移行するタイミングは?女性が家族のために購入するようになる年齢は…?など、カップ麺の購買データを分析していくとさまざまなことが見えてきます!

■データ概要
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買
期間: 2020/01/01~2020/07/31
対象者: 15歳~69歳/男女/全国

目次[非表示]

  1. 1.カップ麺が日本に生まれて約50年
  2. 2.カップ麺総合人気ランキング
  3. 3.カップ麺年代別売れ筋ランキング
    1. 3.1.カップ麺の総合年代別ランキング
    2. 3.2.カップ麺の男女年代別ランキング
      1. 3.2.1.女性30~40代で男性や子供に人気の高いカップ麺がランクイン
  4. 4.カップ麺1歳刻みランキング
    1. 4.1.カップ麺の男女年齢別ランキング
      1. 4.1.1.カップヌードルのフレーバーの好みも年齢で変わる
      2. 4.1.2.カップラーメンだけでなくカップ焼きそばの好みも年齢で変化!
      3. 4.1.3.天ぷら蕎麦やきつねうどんの人気はCMにも影響される?
  5. 5.カップ麺人気ランキングまとめ
  6. 6.CCCマーケティングなら1歳刻みのデータがわかる

カップ麺が日本に生まれて約50年

カップ麺が日本に生まれて約50年

日本に初めてカップ麺が登場したのは1971年。来年で50年になります。1958年に誕生した袋入りインスタントラーメンは既に大きな支持を得ていましたが、カップ麺、つまり“調理器具としても食器としても使える発泡スチロール容器に入った味付け麺”は、それまでにない画期的な食品でした。

その後大手食品メーカーによるカップ麺市場への参入が続き、1975年にはカップ焼きそばや和風カップ麺の天ぷらそば、きつねうどんなどが登場します。

その後、現在に至るまで多種多様な製品が発売されているのはご存知の通り。カップ麺は今も日本の生活に根付いている加工食品の一つです。

そんなカップ麺は、2020年現在どんな商品が人気なのでしょうか?

カップ麺総合人気ランキング

それではさっそく2020年1月から7月のカップ麺総合人気ランキングを見てみましょう。

全体的な傾向として、やはり「カップヌードル」の人気が高いことが分かります。トップ5のうち3つが「カップヌードル」です。

またカップ焼きそばも人気が高く、「ペヤング焼きそば ソース焼きそば」や「一平ちゃん 夜店の焼きそば」がトップ10にランクイン。「赤いきつね」や「どん兵衛」などのカップうどんもトップ10に入っています。
上位はやはりCMなどで広く認知されている商品がランクインしている印象です。

ここから、さらに世代別・年齢別に購買データを詳しく分析してみたいと思います。

カップ麺年代別売れ筋ランキング

次に年代別売れ筋ランキングを見てみましょう。世代別に見てみると総合ランキングだけでは見えない年代による好みの違いや購買動機を分析することができます。

カップ麺の総合年代別ランキング

全体のランキングでは「カップヌードル」が1位でした。詳しく年代別で見てみると20代から60代まで「カップヌードル」が1位になっているのに対し、10代だけは「ペヤング焼きそば ソース焼きそば」が1位です。
また「UFO ソース焼きそば」も他の年代より人気が高く、「ぶぶか 油そば」もランクインしています。性別問わず、食べ盛りの10代ではしっかりした味のカップ焼きそばが好まれるようです。

他の世代と比べて40代のところで「ごつ盛りソース焼きそば」が上位になっているのは、子育て世代が子供のために10代向けの商品を購入している可能性があります。

50~60代では「サッポロ一番塩ラーメン」がランクインしてきます。年齢が上がるにつれ、やはりあっさりとしたフレーバーを好むようになる方が多いようです。
また50~60代は他の年代よりも「どん兵衛 天ぷらそば」「緑のたぬき」の人気が高く、天ぷらそばを好む傾向であることが分かります。

カップ麺の男女年代別ランキング

次に男女それぞれの世代別ランキングを見てみましょう。男性の10~ 20代を除く全世代で1位を獲得している「カップヌードル」ですが、世代によって好まれるフレーバーは違うようです。

フレーバーを見てみると、男女ともに40代のタイミングで「カップヌードル シーフード」から「カップヌードル 醤油」に変わっています。
では30代と40代の間でいつ好みが変わるのでしょうか。好みが変わるタイミングについては、年齢別ランキングで詳しく分析していきたいと思います。

女性30~40代で男性や子供に人気の高いカップ麺がランクイン

フレーバー以外にも様々な特徴が見られます。例えば、女性30~40代のランキングに男性や子供が好む商品がランクインしていますね。

男性に人気の高いカップ焼きそばや子供でも食べやすいカップうどんが女性でも同様にランクインしてくるのは、既婚女性が配偶者や子供のために購入するケースが増えるからでしょう。30代の14位「ポケモンヌードル」も同様の理由と考えられます。

このように年代別で購買データを見てみるとどのような方が誰に向けて購入しているのかも、分析することができるのです。

カップ麺1歳刻みランキング

年代別購買ランキングを見てみると、「カップヌードル」は全年代に人気であることが分かりました。さらに年齢別・男女別でさらに詳しくデータを見てみましょう。

カップ麺の男女年齢別ランキング

上に表示されている1歳刻みの男女別データを、実際に画面を触りながら見てみてください。「男性」「女性」いずれかを選択するとそれぞれの年齢別ランキングが表示されます。

カップヌードルのフレーバーの好みも年齢で変わる

女性は全年齢で1位は変わらず「カップヌードル」でした。ただし年齢によって人気のフレーバーは変化しており、15~36歳までは「カップヌードル シーフード」、37歳以降は「カップヌードル 醤油」が1位です。

19~25歳の女性に人気なのが「カップヌードル チリトマト」で、「カップヌードル塩」も19~27歳の女性で急激にランクアップしています。

「カップヌードル カレー」は女性では27歳以降安定して4位、男性では37~61歳まででTOP3入りしています。「カップヌードル味噌」は男女ともに22,23歳頃から60歳まで人気が安定しており他のフレーバーより年齢による変動が少ないと言えそうです。

男性は女性と比較すると年齢によって上位ランキングが変動していますが、1位が「カップヌードル シーフード」から「カップヌードル 醤油」に変わるのは37歳と女性と同様のタイミングです。25~45歳までは「日清ラ王 担々麺」の人気も高いことがわかります。

カップラーメンだけでなくカップ焼きそばの好みも年齢で変化!

今度はカップ焼きそばに着目してみてください。カップ焼きそばの人気商品も年齢によって変化しています。年齢別ランキングを見ると、男性15~21歳で1位の「ペヤングソース焼きそば」は、女性の場合40代に向けて徐々にランクアップ。これは息子さんのための購入というケースが考えられそうです。
また、同様に男性15~22歳に人気の「ごつ盛りソース焼きそば」も女性の32歳以降でランクアップしています。

一方「ごつ盛り塩焼きそば」は女性17~30歳にかけて急上昇しその後下降しています。こちらは女性が自分用に購入しているのかもしれません。

「一平ちゃん夜店の焼きそば ソース焼きそば」は男性41歳以降で急降下しています。こってりした濃い味やマヨネーズは大人には少し重いということでしょうか。

このように購入者のライフステージに合わせて購買される商品の変化をデータから見ることができるのです。

天ぷら蕎麦やきつねうどんの人気はCMにも影響される?

今度はカップうどんに注目してみましょう。「赤いきつね」と「どん兵衛 きつねうどん」、「緑のたぬき」と「どん兵衛 天ぷらそば」。果たしてどちらのメーカーの方が人気なのでしょうか?これはデータ上でこの2つを同時に選択してみると簡単に比較することができます。

全体ランキングを見ると「どん兵衛」はきつねうどん、天ぷらそばともに20代からの人気が高く、CMキャラクターの吉岡里帆さんや星野源さんの影響もあるのかもしれません。
一方、武田鉄矢さんが長年キャラクターを務める「赤いきつね」は男女ともに50代以降でランクアップしています(2020年9月現在) 。全体的な傾向としては、女性のほうがブランドの違いを意識していないようです。

また、男性において天ぷらそばは年齢が上がるにつれ人気が高まる傾向がありますが、きつねうどんは世代を問わず一定の人気が見られます。

カップ麺人気ランキングまとめ

今回の分析では年代・年齢・性別によって変わるカップ麺の人気商品を紹介してきました。

カップラーメンのフレーバーやカップ焼きそばの好みが年齢で変化したり、うどんの購買がCMに影響されていたりする可能性があることも購買データから読み取ることが出ます。

また30代の子育て世代女性に小さい子供向けの「ポケモンヌードル」が人気だったり、40代の女性が中高生男子に人気の焼きそばを購入していたりと、ライフスタイルの変化による購買行動についても見ることができました。
日常生活の中に当たり前に存在する加工食品だけに、1歳ごとの年齢差による嗜好の変化やライフスタイルの変化を如実に表すカップ麺の購買データはマーケティングでも活用可能です。

CCCマーケティングなら1歳刻みのデータがわかる

約7,000万人の規模がある会員基盤のため、1歳刻みでデータを見ても分析に耐えうる母数があります。学生から社会人への切り替わりや、子育て世代への切り替わりなど、ライフステージごとにデータを見ると、意外な発見があることが多いです。

また、今回のカップ麺のような食品単品の分析だけでなく、食品×飲料、食品×日用雑貨、食品×書籍、などカテゴリや業態を横断したデータ分析も可能です。

さらに、データ分析の結果を元に、T会員にダイレクトアプローチができます。
企業さまの目的に合わせ、一貫したマーケティング施策をご提案しておりますので、マーケティングに興味やお悩みがある場合には、ぜひ一度CCCマーケティングまでご相談ください。

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参考:世界ラーメン協会 (WINA)
参考:一般社団法人 日本即席食品工業協会

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