ハーゲンダッツとパピコは35歳と49歳でランキングが入れ替わる!アイスの1歳刻みランキング!



こんにちは、CCCマーケティングの永田です。 
 

夏が近付いてきており、お店に立ち寄った際にふとアイスを購入する機会も増えてきたのではないでしょうか?
これからますます気温も上がり、よりアイスがおいしくなる季節がやってきます。

そこで今回は、人気アイス1歳刻みランキングから、性年齢によって購入するブランドはどのように変化するのか読み解きます。

【目次】
今回使用するデータの概要
▼人気アイスの総合ランキングを発表
 ・堂々の1位は明治「エッセル スーパーカップ」
▼人気アイスの購買傾向を1歳刻みでチェック!
 ・ライフステージに合わせてランキングが入れ替わる「ハーゲンダッツ」・「パピコ」
   ・シニアに人気なのは昔ながらの「あずきバー」・「白くま」
 ・若年層はSNSで流行りの「氷菓+お酒」アレンジで小粒のアイスを購入?
 ・女性に人気傾向がある濃厚なアイスクリーム
▼性別、年齢によって人気のアイスは大きく異なる


 

今回使用するデータの概要

今回使用するデータの抽出定義は、以下です。

期間:2021年6月1日~2021年9月30日
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・15~69歳の男女(満年齢基準日:2021年9月30日)
※データ抽出条件が変更されているため、昨年公開した記事との単純比較はできません。ご注意ください。

 

人気アイスの総合ランキングを発表

まずは男女総合ランキングについてです。結果は以下の通りとなりました。  



 

堂々の1位は明治「エッセル スーパーカップ」

ランキング1位に輝いたのは、明治「エッセル スーパーカップ」でした。
ほとんどの年齢で1位にランクインしているだけではなく、男女別のランキングでも1位にランクインしており、定番ブランドとして広く親しまれています。

2位は比較的低価格な氷菓の定番である赤城乳業「ガリガリ君」、3位は高級アイスクリームのハーゲンダッツ「ミニカップ」と続きました。   どれも定番ではあるものの、値段や特徴はさまざまです。人それぞれ好みによって購入するブランドが異なりそうですね。

性別や年齢によって、購入するブランドにどのような違いがあるのか、1歳刻みのランキングを読み解きます。

今回利用しているデータについては、下記からダウンロード可能です。
ぜひダッシュボードを操作しながらご覧ください。
 

 

人気アイスの購買傾向を1歳刻みでチェック!

年齢や性別によって購入するブランドに違いはあるのか、ライフステージの変化による影響や、シニア・若者・女性人気が高いアイスの特徴について読み解きます。

ライフステージに合わせてランキングが入れ替わる
「ハーゲンダッツ」・「パピコ」

ライフステージの変化による影響が強く見えたのが、総合ランキング3位のハーゲンダッツ「ミニカップ」と、4位の江崎グリコ「パピコ」です。
 
グラフの縦軸は人気ランキングを、横軸は年齢を表しています。

1歳刻みのランキング推移を見ていくと、20歳以降に2回ランキングが入れ替わるタイミングがあるとわかりました。

1回目は35歳で、20歳から33歳まで2位をキープしているハーゲンダッツ「ミニカップ」が、江崎グリコ「パピコ」と順位が入れ替わります。ハーゲンダッツ「ミニカップ」は、40歳で8位までランクダウンしました。
一方で江崎グリコ「パピコ」は40歳から48歳まで3位にランクアップしています。

2回目は49歳で、ハーゲンダッツ「ミニカップ」は3位へランクアップしますが、江崎グリコ「パピコ」は53歳で7位までランクダウンしています。

ハーゲンダッツは比較的高価なので、自由に使えるお金の有無によって購買傾向が変わるのかもしれません。
たとえば、社会人になり自分へのご褒美として購入する機会が増えた後、子育てのタイミングでは購入頻度が減り、子育てが落ち着いてくる50歳以降のタイミングで再度自分用に購入する、といった仮説がみえてきます。
自分用での購入が多いであろう、糖質を抑えた江崎グリコ「SUNAO」についても同じような動きをしていました。

対照の動きがみられたのが、江崎グリコ「パピコ」です。
子育て世代である30代・40代で急激にランクアップしますが、50代になるとランクダウンしているので、子ども用に購入しているのかもしれません。
ロッテアイス「クーリッシュ」も同様の動きを見せています。

このように、自分へのご褒美用から子ども用への変化など、購入するアイスブランドはライフステージの変化に影響を受けるのかもしれません。

シニアに人気なのは昔ながらの「あずきバー」・「白くま」

単純に年齢によって選択するブランドに変化はあるのでしょうか。

シニア人気が高かったのが、総合11位の井村屋「あずきバー」と、総合20位の丸永製菓「白くま」です。1歳刻みランキングは以下の通りとなりました。
 

井村屋「あずきバー」は27歳時点で30位ですが、69歳になると6位までランクアップしています。
丸永製菓「白くま」についても、31歳時点で30位ですが、66歳では13位までランクアップしており、どちらも45歳あたりからランキングが急上昇しています。

どちらも昔ながらのブランドなので、より慣れ親しんだ方が、年齢が上がるにつれて購入する機会が増えるのかもしれません。
その他、昔ながらの定番商品である丸永製菓「あいすまんじゅう」、森永製菓「れん乳シリーズ」と「チョコモナカジャンボ」も同様に、年齢とともにランキングが上がっていました。
特に、モナカ系商品はちぎって好きな時に少しずつ食べられるという、食べやすさの点からも選ばれているのかもしれません。

若年層はSNSで流行りの「氷菓+お酒」アレンジで小粒のアイスを購入?

では、若者からはどのような商品が選ばれているのでしょうか?

総合9位の森永製菓「アイスボックス」、12位の江崎グリコ「アイスの実」のランキング推移を見てみると、15~43歳まではTOP10以内で一定のランキングを保っていますが、45歳以降になると年齢が上がるにつれてランクダウンしています。

スポーツ後などのタイミングで体をクールダウンさせるために購入しているシーンも考えられますが、缶チューハイを飲む際に氷代わりとして江崎グリコ「アイスの実」を浮かべたり、森永製菓「アイスボックス」の容器にお酒を入れて飲んだりするアレンジなど、SNSを中心にアイスとお酒を組み合わせた楽しみ方が広まっています。
家でお酒を楽しむ際にこういったアレンジを行うため、若者人気が高まっているのかもしれません。

女性に人気傾向がある濃厚なアイスクリーム

性別による変化もあるのか、見てみます。
森永乳業「MOW」は男性19位、女性14位と、特に女性人気が高い結果となりました。

森永乳業「MOW」は、CMに女性人気の高い山崎育三郎さんを起用し、「プレミアム」「素材へのこだわり」を押し出しているのも女性人気に関係しているかもしれません。

同じ「アイスクリーム※」に分類されるハーゲンダッツ「ミニカップ」も女性2位、男性5位と若干女性人気が高いので、女性は比較的濃厚な味わいのアイスクリームを好む傾向があるのかもしれません。
*乳固形分15%以上、うち乳脂肪分8%以上のもの

同じアイスクリームの分類でみてみると、森永乳業「ピノ」も女性5位、男性9位と女性人気のほうが高いです。

こちらは濃厚なうえに小粒で食べやすいことが女性人気の理由と考えられます。

このように、同じアイスだとしても、特徴やCMに起用するタレントなどによって性別による人気の差があることが分かりました。

 

性別、年齢によって人気のアイスは大きく異なる

アイスの1歳刻みランキングについてみてみると、性別や年齢によるもの、ライフステージの変化などによる購入ブランドの違いが見えてきました。

SNSを中心にアレンジした食べ方が話題になっているほか、新商品も続々と登場しており、今年の夏も盛り上がりそうです。
1歳刻みのランキングは、CCCマーケティングが約7,000万人の属性データと購買データをシングルIDで管理しているからこそ分析できるデータです。

CCCマーケティングではこのようなデータを活用したマーケティング施策が可能なので、ぜひご相談ください。

なお、今回の記事の元になったデータはダウンロードしていただけます。
ぜひご覧ください。


※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

参考:ICEBOX [アイスボックス]|森永製菓
 

 永田桜子|マーケティングユニット   
 CCCマーケティングならではの「データ」と「視点」を活かして
 みなさまの「気づき」につながる発信を心掛けてまいります!

 

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